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菊人形とは?本物の菊を使った作り方や歴史・花の秘密を紹介!

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菊人形の写真を見ていると、着物のような部分にびっしり並んだ花が目に止まります。

これ、実は本物の菊なんです!

しかも、花を切って貼り付けているのかと思ったら、二本松の菊人形では、根が付いた菊を人形に結び付けているんだとか。

えっ、根っこまで使うの?

ということは、水やりはどうするんでしょう。

それに、秋の菊人形展は何週間も続きますよね。

生きた花なのに、どうやってあの美しさを保っているのか。

ここがすごく気になってしまいました!

ちまい
ちまい

あのきれいな着物の裏側に、そんな秘密があったなんて♪

調べてみると、菊人形には江戸時代から続く歴史があり、花を飾り付ける職人さんの技もなかなか奥深いんです。

しかも、秋に菊人形が多く展示されるのにも、菊の花ならではの理由がありました。

今度実物を見るなら、人形の顔やポーズだけでなく、色とりどりの菊で作られた衣装までじっくり眺めてみたくなりますね。

菊人形とは?本物の菊を使っているの?

菊人形って、名前は聞いたことがあっても、どんな仕組みなのかまでは意外と知らないですよね。

ちまい
ちまい

実は、人形の着物のような部分に、本物の菊を使っているんです!

しかも、花だけで人形を作っているわけではありません。

顔や手足を作る職人さんと、菊を取り付ける職人さんが力を合わせて仕上げる作品なんですよ。

菊人形はどんな人形?普通の人形との違い

菊人形とは、人形の衣装などを菊の花や葉で表現した、伝統的な作品のこと。

歴史上の人物や物語の登場人物をかたどったものもあり、色とりどりの菊が着物のように見えるのが特徴です。

普通の人形との違いを整理すると、こんな感じ。

比較する部分一般的な人形菊人形
衣装布などを使用本物の菊を使用
顔・手足樹脂や木など素材はさまざま人形師が制作
胴体人形の種類によって異なる菊師が骨組みを制作
仕上げ衣装を着せるなど菊を取り付けて形を整える

こうして比べると、菊人形は人形作りと花を扱う技術が一緒になっているんですね。

東京都台東区の文化財資料でも、人形師が頭・手・足を作り、菊師が胴体の骨組みや菊付けを担当すると紹介されています。

顔の表情にも職人技があるけれど、私はやっぱり花の衣装に目がいってしまいます♪

菊人形の花は本物?どの部分に使われている?

菊人形に使われている花は、造花ではなく本物の菊です。

主に着物や衣装にあたる部分へ取り付けられ、花の色や並べ方によって模様や形を表現しています。

そして、ここが面白いところ。

福島県二本松市の菊人形では、菊の花を切って貼り付けるのではなく、根をまとめた菊の株を人形に結び付けているんです。

根っこまで使うなんて、ちょっと意外!

ということは、普通の造花の衣装とは違って、花の状態にも気を配らないといけませんよね。

あれだけきれいに並んだ菊を、どうやって人形の形に仕上げているんでしょう。

しかも展示は何週間も続きます。

作り方だけでなく、その間の花の管理まで知りたくなってきました。

菊人形の作り方は?花を使った制作方法を紹介

本物の菊を使うのは分かったけれど、あんなにきれいな着物の形にするって、どうやるんでしょう?

花を並べるだけなら簡単そう……と思ったんですが、どうやらそんな単純なものではないみたい。

骨組みを作るところから花の取り付けまで、職人さんの細かな技が詰まっているんです。

菊人形はどうやって作る?骨組みから完成まで

菊人形は、骨組みを作り、下地を整えてから、生きた菊を一株ずつ取り付けて仕上げます。

福島県二本松市で紹介されている制作方法をもとに、流れを整理するとこんな感じ。

  1. 骨組みを作る:木や竹、わらなどを使って、人形の胴体や衣装の形を作る。
  2. 下地を整える:ヒノキの葉(檜葉)を付け、花の隙間から骨組みが見えないようにする。
  3. 菊の根をまとめる:根の付いた菊を束ね、ミズゴケを入れて株を整える。
  4. 花を取り付ける:色の組み合わせを考えながら、イグサで菊を結び付けていく。
  5. 全体を仕上げる:花の位置や茎の長さを調整し、衣装の形を整える。

私が驚いたのは、花の取り付け方。

ただ隙間を埋めるのではなく、根の位置によって茎の長さや花の向きまで変わるんです。

しかも、二本松市が2019年に紹介した職人さんの制作例では、人形1体に50~60株の菊を使い、完成まで約2日かかるそう。

これだけ手間がかかるなら、花の色を一つ変えるだけでも印象がずいぶん違いそうですね。

きれいな着物の模様に見えていた部分が、少しずつ花を組み合わせた作品だと思うと、じっくり眺めたくなります♪

菊人形の花はなぜ枯れない?美しさを保つ工夫

実は、菊人形の花は枯れないわけではありません。

本物の植物なので、時間がたてば花が傷んでしまいます。

それでも展示中に美しさを保てるのは、水やりや菊の付け替えを続けているからなんです。

菊の根をミズゴケで包むのも、大切な工夫の一つ。

根に水分を与えられるようにして、花が生きた状態を保てるようにしています。

そして、ここからがまた大変!

二本松市が2019年に紹介した制作例では、10日~2週間ほどで菊の付け替えを行っているとのこと。

一度作ったら展示期間が終わるまでそのまま、ではないんですね。

ほかの制作現場でも、日々の水やりや傷んだ花の差し替えが行われています。

もちろん、交換の間隔は会場や花の状態によって異なります。

でも、あの華やかな姿を保つために、展示が始まってからも職人さんの仕事が続いているとは…。

菊人形を見るときは、完成した姿だけでなく、花を手入れする職人さんの技にも目を向けたくなりました。

菊人形の歴史と由来は?いつから始まったの?

菊人形の作り方を知ると、これだけ手の込んだものを昔から作っていたのか、ちょっと不思議になってきます。

ちまい
ちまい

実は、菊人形のルーツは江戸時代にまでさかのぼるんですよ。

しかも、最初から人物の形をしていたわけではありません。

今の菊人形につながるまでには、花を楽しむ人たちの工夫と、ちょっと面白い歴史がありました。

菊人形が日本で広まった歴史

菊人形の原型は、江戸時代に流行した「菊細工」にあるとされています。

1800年代初めの文化年間には、江戸の植木屋が菊を使って鶴や船などを表現する細工物を作っていたそう。

花を眺めるだけでなく、形まで作ってしまうなんて、昔の人の発想もなかなか自由ですね♪

その後、菊細工と人間そっくりに作られた「活人形(いきにんぎょう)」が組み合わさり、現在の菊人形につながっていきました。

歴史の流れを簡単に整理すると、こんな感じ。

  • 江戸時代初め~中期:菊の栽培や品種改良、鑑賞文化が広がる。
  • 江戸時代後期:菊細工が盛んになり、人物や物語を表現する作品へ発展。
  • 明治時代:東京の団子坂で菊人形の興行が人気を集め、秋の娯楽として親しまれる。

特に面白いのが、現在の東京都文京区にある団子坂(だんござか)。

明治20~30年代には菊人形の名所としてにぎわい、歌舞伎の場面なども再現されていたんです。

今でいう物語の世界を再現した展示のようなもの。

当時の人も、お気に入りの場面を見つけて楽しんでいたのかもしれませんね。

その後、菊人形の文化は各地へ受け継がれ、現在の展示にもつながっています。

菊人形にはどんな意味がある?なぜ菊を使うの?

ここで気になったのが、どうして数ある花の中から菊が使われたのかということ。

その背景には、江戸時代に広がった菊の園芸文化があります。

当時は大名から庶民まで菊の栽培を楽しみ、品種改良も盛んに行われていました。

花の美しさを競うだけでは飽き足らず、植木屋たちが菊でさまざまな形を作るようになったんですね。

さらに菊は、古くから長寿や邪気払いと結び付けられてきた花でもあります。

9月9日の「重陽の節句」が、菊の節句と呼ばれるのもそのため。

ただ、菊人形が作られるようになった理由が、長寿を願うためだけだったわけではありません。

菊を育てる技術と、花で人々を楽しませようとする工夫が重なって発展してきた文化なんです。

そう考えると、菊人形は単なる花飾りとは少し違いますね。

歴史上の人物や物語の場面を、季節の花で表現する。

その発想が何百年も受け継がれていると思うと、華やかな衣装の見え方まで変わってきそうです。

菊人形の季節はいつ?秋に展示される理由

菊人形といえば、やっぱり秋のイメージが強いですよね。

ちまい
ちまい

でも、どうして秋なんでしょう?

実はこれ、菊の花が咲く仕組みと深い関係があるんです。

しかも菊は、昼と夜の長さの変化を感じ取って花を咲かせる植物なんだとか。

菊人形を見られる時期と菊の開花時期

菊人形を見られる時期は、一般的に10月から11月ごろです。

2026年も、福島県の「二本松の菊人形」は10月10日から11月23日まで、福井県の「たけふ菊人形」は10月9日から11月8日まで開催されます。

どちらも秋の開催ですね。

その理由を調べてみると、菊のちょっと面白い性質が分かりました。

菊は「短日植物(たんじつしょくぶつ)」と呼ばれ、多くの品種が日が短くなる秋に花を咲かせます。

正確には、夜の長さが一定以上になることが、花を咲かせるきっかけになるんです。

秋になると日が暮れるのが早くなりますよね。

あの変化を、菊も感じ取っているというわけ。

なんだか植物にも季節の時計があるみたいで、面白いですね♪

ただ、菊がすべて秋に咲くわけではありません。

夏に咲く品種もありますし、夜間に照明を当てて開花時期を調整する栽培方法もあります。

それでも伝統的な秋咲きの菊は10~11月ごろに開花するものが多く、菊人形展の開催時期とも重なっているんですね。

秋の菊まつりと菊人形の関係

秋の菊まつりでは、菊人形と一緒に、丹精込めて育てられた菊の花が展示されることもあります。

例えば、二本松の菊人形では、菊人形の場面展示に加えて、菊花品評大会も開催。

大阪府枚方市の「ひらかた菊フェスティバル2026」でも、菊花展と市民菊人形展が行われます。

同じ菊のお祭りでも、楽しみ方が少し違うんです。

菊花展は花そのものの姿や育て方に注目する展示、菊人形展は花を使って人物や物語を表現する展示。

どちらも菊を楽しむ文化ですが、見どころはそれぞれ。

私は最初、菊人形さえ見られれば満足かなと思っていたんです。

でも、菊花展まであるなら話は別。

大きな花を一輪咲かせたものや、たくさんの花を咲かせた仕立てなど、菊そのものの姿も見比べたくなりますね。

花の育て方を知ってから菊人形を見ると、あの着物のような衣装にも、また違った面白さを感じられそうです。

菊人形が有名な場所は?代表的な菊人形展を紹介!

菊人形の仕組みや歴史が分かってくると、実物の展示も見てみたくなりますね。

全国にはいくつか有名な菊人形展がありますが、代表的なのが福島県の「二本松の菊人形」と福井県の「たけふ菊人形」です。

どちらも長い歴史を持つ催しなのに、2026年の展示テーマはずいぶん違うんです。

比べてみると、こんな感じ。

項目二本松の菊人形たけふ菊人形
開催地福島県二本松市福井県越前市
会場霞ヶ城公園武生中央公園
2026年の期間10月10日~11月23日10月9日~11月8日
展示テーマ豊臣家の絆と丹羽家の誇り越前妖怪物語
主な見どころ歴史上の人物や名場面妖怪を題材にした菊人形

歴史の世界と妖怪の世界。

同じ菊人形で、ここまで題材が違うのは面白いですね!

二本松の菊人形

福島県二本松市の「二本松の菊人形」は、1955年から霞ヶ城公園を会場に開催されている伝統的な菊の祭典です。

二本松では藩政時代から菊の愛好者が多く、昭和初期には街なかにも菊人形が飾られていたそう。

2026年は節目となる第70回を迎え、テーマは「豊臣家の絆と丹羽家の誇り」。

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の名場面や、二本松少年隊の姿を菊人形で表現しています。

さらに今回は、かつて人気を集めた滝の場面も復活!

菊人形の展示だけでなく、福島県菊花品評大会や菊のガーデンコーナーなども楽しめます。

私が見てみたいのは、やっぱり歴史上の人物を表現した菊人形。

人物の衣装に使う花の色や配置が、場面によってどう変わるのか。

ここまで作り方を知ってしまうと、つい細かいところまで眺めたくなりますね♪

たけふ菊人形

福井県越前市の「たけふ菊人形」は、1952年に始まった歴史ある菊人形展です。

もともと武生は菊づくりが盛んな地域で、地元の人たちの協力によって催しが始まりました。

そして2026年は第75回。

展示テーマは「越前妖怪物語~ちょっと怖い、でも楽しい。~」です。

えっ、菊人形で妖怪?

ちょっと意外な組み合わせ!

今回は越前市に伝わる妖怪を題材にした菊人形が登場し、一緒に記念撮影できるフォトスポットも用意されています。

歴史上の人物を表現する菊人形とは、また違った雰囲気を味わえそう。

菊の色や形を使って、妖怪の不思議な姿をどう表現しているのかも見どころですね。

同じ花を使っていても、題材が変われば作品の印象も変わる。

菊人形は伝統的な技術を受け継ぎながら、今も新しい表現を楽しめるものなんですね。

人物や歴史が好きなら二本松、ちょっと変わった題材を見たいならたけふ。

どちらも違った角度から菊人形の面白さに出会えそうです。

まとめ|菊人形の作り方や歴史を知って秋の展示を楽しもう

菊人形って、きれいな花を飾った人形だと思っていたんですが、調べてみると想像以上に手の込んだ作品でした!

本物の菊を使うだけでも驚きなのに、展示中も職人さんの手仕事が続いているんです。

今回分かったことを振り返ると、こんな感じ。

菊人形のポイント分かったこと
菊人形とは本物の菊を衣装などに使った人形
作り方骨組みに根付きの菊を取り付ける
花の管理水やりや菊の付け替えで美しさを保つ
歴史・由来江戸時代の菊細工から発展
見られる季節主に10~11月の秋

最初は人形の顔や華やかな衣装に目がいっていたけれど、今は花の並べ方や色の組み合わせの方までじっくり見たくなりました。

歴史上の人物を表現した二本松も面白そうだし、妖怪を題材にしたたけふも捨てがたい…。

どちらも見てみたいけれど、一番注目したいのは、やっぱり本物の菊で作られた衣装。

あの一輪一輪に職人さんの工夫があると思うと、秋の菊人形展が今までとはちょっと違って見えそうです♪